②高い声の出し方「声区融合」

「裏声」を勘違いしている落とし穴

前回の記事で書いたように、換声点をなくすためにはミックスボイスを使うという話でした。

地声と裏声をスムーズに繋げるには、地声成分を抜かしていく必要があります。

そして、地声の成分を抜かした分、裏声の成分を徐々に入れていくというイメージです。

 

地声と裏声をスムーズにつなげようと単に説明しても、多くの人はなかなか上手くいかないのではないでしょうか?

 

それはそもそもやり方が間違っているからです。

実は皆さんが勘違いしてしまっている部分があります。

 

それは「裏声」の捉え方の違いです。

 

裏声とヘッドボイスを区別する

裏声と聞くと大体の人は、息漏れの多いファルセットをイメージすると思います。

そして、地声と裏声をつなげようと言われたときに、「地声」と「ファルセット」を混ぜるようなつもりで練習します。

ですが、これだとうまくいきません!(人によってはこの考え方でもできます)

 

あまりにも声質が違うので、うまく繋げようと思ってもうまく行かない場合が多いと思います。

そもそも、皆さんが求めている高音というのは、「強く芯のある地声のようなミックスボイス」のはずです。

ですが、地声(強い声)からファルセット(弱い声)へつなげると声は弱くしかなりません。

なので、やり方が違うのです。

 

正しくは「地声」と「マリオ声(ヘッドボイス)」を繋げることです。

MEMO
動画ではマリオ声とヘッドボイスを区別するように話してますが、現在はマリオ声=ヘッドボイスとして捉えて説明してます

 

マリオ声はファルセットとは異なる

このマリオ声はよくファルセットと混同されます。

実際にはっきりとした定義というものはないので、曖昧になってしまうのは仕方ないのです。

両者は声質的に近いものですが、声を出す感覚が異なります。

マリオ声の方が芯のある強い声を出すことが出来ます。

地声と声質が近いので、混ぜやすくなります!

 

「声区融合」のやり方としては、地声成分を抜いていき、抜いた分「マリオ声」の成分を徐々に入れていくということになります。

 

地声成分を抜いていくには?

地声成分を抜かしていくとはどういうことかというと、息漏れのある地声にしていくということです。

 

おすすめしている方法が「ため息発声」です。

音が高くなっていくにつれてため息するように発声するのです。

 

多くの人は声帯がぎゅっと閉まった地声100%のまま声を高くしていきますが、ため息発声をすることで声帯が緩んでいく動きになります。

地声成分を抜かしたら、そこにマリオ声の響きを加えていきます。

 

そうすると地声からマリオ声までスムーズにつなげていくことが出来るようになります。

ですが、この声区融合ができても、実際にミックスボイスを実践の歌に使える状態にはまだなっていません。

まだ歌に使えるほど強くないのです。

 

次回はミックスボイスの強化・練習法についてお話いたします!

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