ミックスボイスや裏声で低音が出すことの勘違い

ミックスボイス・裏声で低音が出ない悩み

時々相談で聞かれることがありますが、

「ミックスボイスで低い音が出せません」

「裏声で低い音を出すにはどうすればいいの?」

という内容です。

 

そもそもの考え方として、ミックスボイスと裏声を低音域まで引っ張る必要性はあまりないと思います。

 

高音を出しているときの声帯のイメージを薄く張っている状態だとしたら、その声のバランスのまま低音まで引っ張っていこうとしていることになります。

ギターに例えると一番細い1弦でできるだけ低い音を出そうとしてるような感じです。低い音が出せたとしても音は軽くなります。

声も同じで、ミックスボイスや裏声を出すような声のバランスで低音を出そうとしても、太さのないふわっとした軽い声になります。

 

歌が上手い人が出している綺麗な低音は裏声ではない

地声=太く強い声

としか捉えてなくて、歌が上手い人が出す軽くて綺麗な低音は地声ではなくて、ミックスボイスや裏声だと思っている人は少なからずいると思います。

 

実際に歌う場面で、優しい響きの低音や裏声みたいな息っぽい低音を出す場面というのは確かにありますが、

それは「ミックスボイスや裏声で低音を出す」という感覚ではなく、「息っぽい地声」や「響きの優しい軽い地声」で出している場合が多いです。

 

地声を太くて強い声のバランスでしか出せないと思ってる人は、歌手が透明感のある優しい地声を出してるときに、それをミックスボイスや裏声で出してると勘違いしてしまうことがあります。

ですが、地声でも声のバランスを調節すれば軽い響きにできますし、息漏れ感をうまく使えば裏声っぽい声に寄せることもできます。

 

例えばSEKAI NO OWARIの深瀬さんの声は、綺麗な響きの声ですがミックスボイスで全部歌ってるわけではありません。地声を使ってます。もちろん高音ではうまくミックスボイスに繋げて歌っています。

 

もっと自分の地声発声に可能性を見出して、声の当て方や声質を調節するなど工夫を重ねてみてください。

まだ自分の声質を上手くコントロールできない人は、いろんな音色の声を真似して出す練習をすると良いです!

 

ミックスボイスで曲を歌い通すことはない

他によく聞かれることとして

「この人は曲を全部ミックスボイスで歌ってるんですか?」

という質問です。

 

ミックスボイスで全部歌いとおすような曲はほとんどないです。(そういう方向性の曲でない限り)

 

基本的には地声をベースにして歌いつつ、高音(A4前後)でミックスボイスを意識して高音へ伸ばすような歌い方になります。

ミックスボイスで全部歌いとおそうとしても、前述したとおり太さのない軽い声になってしまい迫力は出せません。

 

だから、地声を伸ばすことも必要なことなのです。

早とちりで自分の地声の音域はもう限界だからと思って、ミックスボイスという魔法の言葉に頼ってしまう人が多いですが、それだと理想の歌声には近づけません。

 

しっかりとした地声があってこその力強いミックスボイスですので、まずは地声の音域を伸ばすことと、力強い響きの地声発声を作ることから始めるべきです。

 

地声はちゃんと地道に練習を重ねれば着実に伸ばせますので、コツコツやっていきましょう!

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