ミックスボイスの本質とは?まずこれを理解する必要がある!

ミックスボイスの本質的な考え方

少し歌について調べたことがある人であれば「ミックスボイス」という言葉を聞いたことはあるかもしれません。

「高音を地声のように強く出すことができる」

「裏声と地声が混ざったような声」

などと言われ、高い音域が出せないときの解決策としてミックスボイスという魔法の声があるような捉え方をされることが多いです。

いろんな言葉や考え方に惑わされて、特に初心者の人は混乱してしまいます。

ミックスボイスというのはそもそも何なのかを理解しておかないと、曖昧なイメージで練習することになり上達も遅くなってしまいます。

 

ミックスボイスの本質的な考え方は、

「地声とヘッドボイスの繋がり」です。

ギターの弦で考えるとわかりやすい!

ミックスボイスという「声」があるのではなく、あくまでも「繋がり」がミックスボイスなのです。

こう言ってもイメージがしづらいかもしれませんが、

 

ギターの弦をイメージしていただけるとわかりやすいです。

一番太い弦(6弦)は、低い音が鳴り、重い音が出て、

一番細い弦(1弦)は、高い音が鳴り、軽い音が出ます

これを声に置き換えて考えると

一番太い弦を弾いてるときが、地声を出してるとき

一番細い弦を弾いてるときが、ヘッドボイスを出しているときです。

 

太い弦だけで頑張って高い音を出そうとしても、限界はすぐに来ます。

これがいわゆる多くの人が「高音できつく張り上げてしまう」現象です。

 

では、より楽に高音まで伸ばすためにはどうすればいいのかというと、次に太い弦(5弦)に移って弾いていけばいいのです。

少し音は軽くなるけれど、6弦よりも高い音が出ます。

そうやって少しずつ細い弦に移っていけば無理なく高い音まで繋がっていきます。

 

発声においても同じで、声帯をギターの弦に置き換えれば、

太い状態の声帯(地声)から、細い状態の声帯(ヘッドボイス)へスムーズに移行していくことで無理なく高音まで伸びていく

これがミックスボイスの本質になります!

声区融合の練習で繋げる

地声とヘッドボイスの2つの声区を繋げることを声区融合と言います。

本質的な考え方として、声帯を少しずつ細い状態に移行させればいいのは理解しても、それがなかなか難しいと思います。

 

まず前提条件として、地声とヘッドボイスがそれぞれ安定して出せないことには、安定したミックスボイスを出すことはできません。

・安定した強い響きの地声発声ができる

・安定した綺麗で鋭いヘッドボイスを出すことができる

最小限まずこれを満たさなければいけません

動画でも解説しています

地声とヘッドボイスが安定したら、声帯のスムーズな移行の感覚を掴むために声区融合の練習をしていきます。

動画⇓

まずは小さい声から始めて、スムーズに移行している感覚を掴んでいきます。

ただこれで繋がってもまだ歌に使える状態にはなりません。

地声をもっと高い所まで伸ばし、高い音域でミックスボイスに入らないと、ポップスやロックの曲のような力強い声で歌うは難しいのです。

・地声の音域を伸ばす(目安の限界音A4)

・換声点付近の声が弱くならないように訓練すること

これらのことも必要になっていきます。

やはりちゃんと基礎の土台をちゃんと作ってあげないとミックスボイスは難しいということです。

まだ地声が弱い状態なのに、

ミックスボイスを習得すれば力強く高音も出せて悩みを解決できる!

と勘違いしてる人も多いですが、まずは自分の今の状態を客観的に見て、今取り組むべき課題点はなんなのかをしっかり考えて練習に取り組まなければいけません!

ミックスボイスはそんなに都合の良いものではないのです。

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